歯医者とフッ素活用

日本ではフッ素の活用が進み、予防効果が上がればむし歯が減って、歯医者は 水揚げが少なくなるかもしれないと懸念する人がいます。しかし歯医者の生活と一般人の健康とどちらが大切なのかを考える必要があります。

厚生省なら、一般人の健康を最優先すべきです。だから、フッ素化をしないで、人びとの歯が荒廃するにまかせるのです。これでは、公僕の資格がありません。アメリカでは40年代からだんだん水道水フッ素化を実施したこともあり、60年代には12歳児の永久歯のむし歯本数が10本を超えていたのに、90年代後半には1.5本を割りました。それでも、アメリカの歯医者は食うに困っていません。逆にますます収入が増えています。アメリカでも歯医者の数は人口 の増加率を上まわって伸びました。それでも、平均総所得の伸びは2.28倍。一般住民の1.39倍、あるいは医師の1.56倍よりずっとすごいです。

むし歯が減っても歯医者が儲かるのは、それまで手がまわらなかった中高年者の歯周病の治療に方向 転換したからです。子どものむし歯を減らした結果を反映して、アメリカでいちばん人びとの尊敬を集めている仕事は歯科医です。著名な世論調査会社ギャラップの調べでわかったのです。日本と違い、医者と か弁護士は歯医者よりかなりランクが低くなっています。