歯科医とフッ素利用

「アメリカにおける歯科医療は生産性の高い成長産業であり、歯科医師の将来は輝かしい」 と、日本の研究機関と日本医師会が、ビジョンつくったこともあります。しかしながら、フッ素を活用するか無視するかで、まさに天地の差を生じています。雛寄せをもろに受けるのはもちろん患者です。水道水フッ素化が実施を阻まれているので、フッ素洗口に頼らざるを得ません。それとて日本での普及率はいまなお1.6%に留まっています。

半世紀以上にわたって、日本はフッ素の利用に背を向けつづけてきました。世界主要国のフッ素の水質基準を見ると、まずWHO1.5ppm、西ドイツ、スペイン、ベルギーも同じです。アメリカは二段階になっていて、ここまでは入れたほうがよいという至適濃度が1.4pp mで、これ以上は法的に規制されるという上限が四・ Oppm。日本は上限がアメリカの至適濃度の約半分で異常に低くきびしくなっています。しかも、至適濃度は規定なし。国際的には1ppmでないとフッ素化の効果は不十分ともいわれています。だから、歯科保健課の言いぶんは、 0.8ppm自体が足かせとの意味かとも思えます。